Through the Gates of Pearl
私的なスピリチュアル探求の記録
オーラソーマ

大天使アンブリエルとのワーク終了、ある女性性の傷のパターンを癒し天王星双子座時代に思いを馳せる

先日から使っていた大天使アンブリエルとのボトルワークが終わりました。このボトルを使っているときに自分に生じた変化は、大きく分けて2つ。

1つは、自分個人の魂のヒストリーの中にある女性性の傷の一つのパターンを癒すというテーマ。

なぜか、この大天使アンブリエルのボトルを使っている間に、「愛する男のために尽くし、傷ついて、最後は身を引く」というような恋愛パターンの小説ばかり読んでいました。まるで人魚姫的な?パターンです。

特に、この小説は痛かったなあ~~!

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エゴン・シーレの「哀しみの女」というタイトルの絵からインスピレーションを受けて書かれた小説。

ヴァリーというのは、エゴン・シーレの恋人兼モデルで、エゴン・シーレの名を世に知らしめるきっかけとなった様々な裸体画のモデルになった女性です。

綺麗な人で、もともとはクリムトの恋人兼モデルだったらしいですが、ある時個性的なこの女をシーレにぶつければシーレの才能が花開くかもしれないと思ったクリムトから「譲り受けられて」、シーレの恋人になったらしい。

しかし、最終的にはシーレは、平凡な中流階級の子女であるエディットという女性と結婚することになります。ヴァリーは、シーレとエディットの仲を取り持つようなことまでして、涙も見せずシーレの元から去っていくんですよね。

泣ける・・・。

上の「死と乙女」の絵は、シーレがヴァリーと別れるにあたって描いた絵だといわれています。
別れを切り出したシーレは死神、そして死神を抱擁するヴァリーを乙女として描いています。

ちなみに、シーレが結婚したエディットはこういう女性。

ヴァリーの描かれ方とは全然違う、実に小市民的な平凡で平和そうなポートレートです。

シーレがヴァリーを通して性と死の深遠をのぞき込み、そこにあるものを抉り取れたからこそシーレは有名画家になれたけど、それは、ヴァリーを本当に愛していたらできないことだった(シーレはヴァリーはそれほど愛していなかった)ということ。五木寛之の小説では「渇いた視線」と表現されています。

一方で、エディットのことは本当に恋していたんでしょうね。「愛に曇っている」と表現されていますが、エディットを描いた絵からは、シーレ独特の性を通じて表現される人間のおぞましさやおどろおどろしさみたいなものは感じられなくて、むしろ凡庸です。

ちなみにシーレは、エディットとの結婚が決まった後も、ヴァリーを「キープ」(愛人として)したいと言ったらしいのですが、ヴァリーはそれを断ります。そして、シーレと別れたヴァリーは、第一次世界大戦で従軍看護婦となり、最後は戦場で猩紅熱で死亡します。

なんかこの話がとーっても胸に響いて、哀しく切ない気持ちになってしまいました。

ただ、ふと感じたことがあります。

普通、シーレとヴァリーのように、ここまで傷つけあう魂同士というのは、ある意味ではとても縁が深いものなのだと思いました。ある意味では、ツインソウルでしょう。

普通だったら、甘い恋愛ができるお王子さまやお姫さまがツインソウルだと思うじゃないですか。シーレとエディットみたいな。

でも逆です。死の淵まで追いやるくらいに追い詰めたり、こんな風にひどい扱いをしてきて絶望に陥れる相手、そういう相手というのは、実際には(癒され成長する前は)ツインソウル並みのご縁じゃないとできないということです。

ルシファーが堕天使になってミカエルに敵対できるのは、ルシファーがミカエルのツインだからというのと似ています。

ツインはある意味で正反対なので、私が光になるなら闇を演じる、と言ってくれるのがツインです。

世間ではツインソウルに出会えたらオールハッピー的なことを言ったりしますが、そんな状態になれるのは、マスターの一歩手前くらいの成長を遂げた魂同士の話(光と闇が統合できている人たち)で、
いまだ癒されていないときや成長の途上で出会ったツインソウル同士は、傷つけあうことも多いと聞きますし、実際、どうしようもない闇を見せる相手同士だということがあり得ると感じています。

オーラソーマの大天使アンブリエルのボトルの説明の中に、

「私は、嘘で守られるより真実で傷つく方を好む」

という一節があるんですが、これだよなあ、と思いました。

そう思うと、過去の恋愛で非常に傷つけるようなことをしてきた人に対しても、何かそういう役割だったのかなあと思えました。

関係ないけど、ツインソウルという意味でいうと、村上春樹の小説「1Q84」に出てくる絶世の美少女ふかえりと、醜くて嫌われている男・牛沼の2人んもツインソウルだなと感じます。一方が美の極致なら、他方は醜の極致を受け持っている。
※小説の中でも、接点のないはずのこの二人の視線が合う瞬間が独特のタッチで描かれます。

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ちなみに・・・この大天使アンブリエルのボトルはタロットでは「恋人たち」のカードに関連付けられると言われていますが、この「恋人たち」のカードって、各バージョンによってかなり解釈も絵柄も違うんですよね・・・

ウェイト版のエデンの園にいる幸せな男女のイラスト

マルセイユ版の三角関係?な男1人、女2人のイラスト

そして、下はeternal tarotの中の6番目のカード。

個人的には、ウェイト版というよりはマルセイユ版やeternal tarotのように、三角関係?なカードの方がこの「恋人たち」のカードの実情に沿っていると思います。

オーラソーマでは、タロットカード「恋人たち」に関連付けられているボトルとして、84番の「風の中のキャンドル」が挙げられています。

これは、ダイアナ妃とも関連があると言われているボトルですが、ダイアナ妃の物語を考えると、チャールズ王子、カミラ夫人との三角関係からの悲劇がどうしてもありますよね。

あるいは、聖なる愛と俗なる愛の対比。正当な愛と邪悪な愛の対比。

で、もう1つは、天王星が双子座に入ることについてのインスピレーションです。
これについては、別の占星術ブログの読者の方向けに2020/3/20に動画セミナーをすることになったので、
いずれこちらにもリンクをはりますね。

ABOUT ME
gabriela
1981年生まれ。一児の母(男の子ママ)。ごく個人的なスピリチュアル探求の記録を綴っています。